老化姿勢ってどんな姿勢?
老化姿勢さんの特徴的な「老けて見えるポイント!」
・丸い背中
・首の後ろのガチガチ脂肪ともっこり肩(おばさん肩)
・垂れたバスト
・たるんだフェイスラインと二重顎
・ポッコリお腹
特に背中は、鏡などでも自分で見にくい場所なので、ついついチェックがおろそかになりがちですが、実は見た目で老いを感じやすい場所でもあります。
しばらく会っていない人との再会で、後姿を見て「老けたな」と感じたことはありませんか? 姿勢は後姿にあらわれています! 姿勢美人は美容と健康維持の基本です!
良い姿勢とは?
「良い姿勢とは?」=「楽な姿勢」です。
「楽な姿勢」というと、だらっと力を抜いた状態をイメージしそうですが、ここでいう「楽な姿勢」とは、人間の基本動作「立つ」「座る」「歩く」を、身体の負担を少なく「楽に」動ける姿勢のことを言います。
身体の重心を身体の中心軸を意識して、上半身の重みを骨盤で支え、股関節・膝関節・足首の関節の可動域を良くすることで、身体の重心が取りやすく、正しく楽な姿勢を維持できます。
上半身について、骨盤で重たい頭を支えることができるように、背骨は頸椎、胸椎、腰椎、仙骨まで緩やかなカーブを描いているのが理想です。
下半身について、骨盤と大腿骨の接点となる身体の中で最も大きな関節「股関節」は、骨盤の動きを中心に脚から足首(距骨)足指までの関節に運動連鎖をして、「歩く」「立つ」「座る」という日常生活の基本的な動きを行うための大切な関節です。この股関節が、脚から足首までバランスよくまっすぐに骨盤へとつながることで、地面からの衝撃を分散して身体を支える下半身を維持できます。
〇の姿勢は、足首にある距骨から骨盤、骨盤から肩~頭頂部までがまっすぐになっています。骨盤で重たい頭を支えることができ、首にかかる負担も少なく、理想的な姿勢です。
A✕の姿勢は、典型的な猫背姿勢、骨盤後傾型の姿勢です。背中は盛り上がるように丸く、肩は前に倒れてバストが下垂し、下半身はお腹の前から前ももがつながるようにもったりしやすくなります。この姿勢の方は股関節からO脚になっている方も多くいらっしゃいます。
B✕の姿勢は、反り腰姿勢です。最近若い年齢層の方にも特に多いと感じる姿勢です。
一見姿勢よくお尻も上がっているように見える姿勢なので、カウンセリングの姿勢チェックの際、反り腰さんが意識して姿勢を良くしようとすると、このような姿勢になる方が多いです。姿勢を良くしようと頑張っているときには頭を上げて顎を突き出すように身体のバランスを保っています。
前傾した骨盤のままでは重たい頭は前に倒れてしまいます。そのため背骨の緩やかなS字カーブは崩れて、無理に反るように後ろにカーブします。
日常生活において、見る読む書く持つなどさまざまな作業は、顎を突き出し頭を後ろにそらせた姿勢では行動できず、どうしても目線に合わせて頭は前に傾きます。骨盤で支えることのできない姿勢では、首に大きな負担となります。頭を支えるために周りの筋肉が緊張し硬くなり、痛みや不調が出る要因となります。
前傾骨盤さんのお身体の特徴
・太ももが前にはっている
・ふくらはぎが硬い
・お腹が前にポッコリ出やすい
・腰が反りすぎて腰まわりが硬くお尻が出すぎている
・猫背で肩が前に出ている
・ストレートネック
姿勢の悪さは美容的にもとても損をしています。若いときから正しい姿勢を維持できるようにお身体を改善し、美容と健康を維持するために骨盤から姿勢を見直しましょう。
現代病「スマホ首」その首危険です!
自分ではわからないスマホを見ている時の姿勢!
スマホの画面は小さく、集中するとついつい画面に目が近くなっていき、写真のような状態に!その首危険です!
想像してみてください。
スマホの画面を真っ暗にして、画面に何もない状態で、この姿勢をどのくらい維持できるでしょうか?
寝ながらスマホで、手に携帯を持ったまま画面を見ることも、画面が真っ暗だと手も首も辛く、その体制を続けることはできないでしょう。
ではなぜスマホを見ながらだと長時間この体制が取れるのでしょうか?
眼の刺激=脳への刺激があるからです。
スマホなどを見下ろしている姿勢は、頭の重みが首に負担をかけ、筋肉に大きなダメージを与えます。頚椎・神経・椎間板を圧迫し、首肩の痛みや不調だけではなく自律神経の乱れから、頭痛・発汗・倦怠感・睡眠不良などさまざまな症状が発症するリスクもあります。 背中を丸めた状態での長時間スマホが習慣になると猫背になりやすく、脊椎のS字カーブが正常に保たれず、腰に大きな負担がかかり、姿勢が悪くなり老化を早め、見た目にも大きく影響します。
スマホ利用の際には、目線が下がりすぎず、画面に近づきすぎず、背中を丸めないよう、日頃から姿勢を気にかけましょう。
そして、使用時間を減らすことで、身体を動かす時間を増やし、筋力UPに努めましょう。
姿勢が悪いとどんな影響が?
・関節の痛み
・頭痛
・慢性的なコリ
・睡眠不良
・肥満
・精神的な不安
・臓器の機能低下
・浮腫み
・呼吸が浅い
年齢に関係なく日常の姿勢・環境・ストレスによって姿勢が悪くなることで、身体の不調は至るところにあらわれ、精神的にも悪い影響を及ぼします。
姿勢の悪さを気にされている方の中で、特に多い症状「首肩コリ」「眼精疲労」「腰痛」など、目や肩、腰にかけての痛みや不調を感じ、姿勢改善を希望されますが、姿勢を改善することで、生活の質に影響する「頭痛・食いしばり・睡眠不良・不安感・冷え・ボディライン・お顔の歪みたるみ」など、さまざまな不調の改善とともに、女性には特にうれしいメリット♪美容面の改善にも効果的です。
恥骨矯正は姿勢を改善するための基本の施術
正しい姿勢を保つためには、身体を支える体幹部の筋肉、内転筋群・骨盤底筋群を使える身体を維持することが必要です。
特に女性の場合、伸縮性のある筋肉で構成されている膣は「骨盤底筋群」によって収縮されますが、筋力が低下することで締め付けがゆるんでしまいます。この膣のゆるみが歪みのもととなります。
恥骨矯正では、骨盤全体の調整とともに、恥骨部分~意識的して膣を閉め、日頃使われにくくなっている骨盤底筋群、内転筋群の筋肉も使えるようにすることで、膣まわりのの筋力UPに繋げ、正しい姿勢を保つための中心の筋肉を使える身体へと導きます。
正しい姿勢を保つためにできること
☆股関節・膝・足首の可動域の維持
足首部分にある骨「距骨」は、地面からの衝撃を分散してくれたり、身体に正しく衝撃を伝えます。そして、この足首の動きは、骨盤までの筋肉の連鎖運動をスムーズに行い、日常の様々な動作において、身体の重心をとりやすく正しい姿勢を保つための大切な骨です。 この距骨から骨盤・股関節までの下半身の関節の可動域と筋肉の柔軟性が正しい姿勢を保つためには大切です。
ストレッチなどで足先から股関節まで柔らかく伸びのある筋肉を保ちましょう。
☆浮腫みの改善
浮腫みは関節の可動域を悪くし、内臓の働きも悪く猫背にもなりやすくなります。適度な運動と身体に負担のかからない細かい水分の摂取をこころがけるなど、浮腫みの解消に努めましょう。
☆ストレス解消
ストレスは、内臓の働き・食いしばり・睡眠不良など、さまざまな身体の悪影響の要因となります。 身体を固くし、関節の可動域も悪く猫背になりがちです。
特に、姿勢の悪い方の多くは無意識に身体に力が入り、力を抜く・脱力するのが苦手で呼吸も浅くなっています。
リラックスしてゆっくりと大きく腹式呼吸を行うことで、身体の緊張状態を緩和しましょう。
姿勢を良くするためにできることについては、細々としたことは沢山あります。 施術の中でセルフケアとしてお伝えしていますが、基本的にはこの3つのことをベースにお一人お一人に合ったできることをご提案しています。
心と身体の健康のために今の自分の姿勢をチェックすることから始めましょう。